自分を壊してしまいたいと思うことはないか?
2002年1月10日「ある日突然に考えないか?
自分を壊してしまいたいと。
眠りにつく寸前に、あるいは食事をしている時に。
まったく唐突に、嵐のようにその思いはやってきて、
自分でもよくわからないうちに遠のいていくんだ。
……どうしてこんなことになったんだろう?
それがわかるなら、今更こんなことを言うわけがないだろう」
寂しげに微笑むと、彼は骨張った手で顔を隠した。
そんなことを他人に言う自分を、恥じているようにも見えた。
他人に言ってしまうことを恥じるなら、
言うことすらできないわたしは何を恥じればいいんだろう。
ある人が言った。
「その心を、世界に向けなかっただけ貴女は偉い」と。
遠からず、わたしはそいつを殺すだろう。
わたしの心の中だけで。
自分を壊してしまいたいと。
眠りにつく寸前に、あるいは食事をしている時に。
まったく唐突に、嵐のようにその思いはやってきて、
自分でもよくわからないうちに遠のいていくんだ。
……どうしてこんなことになったんだろう?
それがわかるなら、今更こんなことを言うわけがないだろう」
寂しげに微笑むと、彼は骨張った手で顔を隠した。
そんなことを他人に言う自分を、恥じているようにも見えた。
他人に言ってしまうことを恥じるなら、
言うことすらできないわたしは何を恥じればいいんだろう。
ある人が言った。
「その心を、世界に向けなかっただけ貴女は偉い」と。
遠からず、わたしはそいつを殺すだろう。
わたしの心の中だけで。
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